Chrome CanaryでTouch ID WebAuthn platform authenticatorの初期開発プレビューを試す
どうも、開発のTAKUROです。最近は、Chrome、FireFox、EdgeがWebAuthnの実装開始やW3Cが標準化とか話題になってますよね。
私は普段MacBook Proを利用しているんですが、Macでも何かできないかなーと調べていたところ、Chrome CanaryでTouch IDを使ったWebAuthnが試せるという情報を見つけました。
早速ですが、Chrome Canaryをインストールし、MacのTouch IDでWebAuthnを試してみましょう。
環境情報
・資料作成Touch Bar搭載のMac Book pro
・Chrome Canary バージョン69.0.3468.0以降
Chrome Canaryのインストール
こちらからChrome Canaryをダウンロードします。
ダウンロードした「googlechrome.dmg」を実行します。
アプリケーションに「Google Chrome Canary.app」をドラッグアンドドロップ
Chrome Canaryをオプション起動
ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。
「–enable-fetures=WebAuthenticationTouchId」をオプションに加えることで、 WebAuthenでTouch IDが有効になります。
以上で、WebAuthnを試す環境が整いました。 次に、WebAuthnデモサイトにてTouch IDを試して見ましょう。
WebAuthnデモサイトでTouch IDを試す
こちらのデモサイトへアクセスします。
「REGISTER NEW CREDENTIAL」を選択し、クレデンシャルの登録を行います。
選択後、Touch IDを求められます。
Touch Bar側
タッチするとクレデンシャル情報が登録されます。
※ここでは登録情報の詳細については割愛します。
次に、クレデンシャル情報を用いて認証を行ってみましょう。 「AUTHENTICATE」を選択します。
選択後、Touch IDが求められます。
Touch Bar側
タッチすると認証が成功します。
今は、Chrome Canary限定での利用になりますが、
今後、他のブラウザでも実装されることを期待しています。
最後にWebサービス利用時のユースケースを少しご紹介します。
Webサービスにアクセスするときを例に説明します。
普段はMacのTouch IDを使用して、Webサービスにアクセスします。
しかし、いつも同じ端末でWebサービスにアクセスするとは限りません。
そんな場合に備えて外部デバイスを事前に登録しておくことで、
自分の端末が使用できない際も、外部デバイスを利用したセキュアなアクセスが可能になります。
以上。
今後も最新の情報が入り次第、記事を投稿しますので乞うご期待
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