パスキー (FIDO) とは
パスキーとは、パスワードに代わるログイン方法
パスキーは、パスワードの代わりに使うログイン情報です。スマートフォンやパソコンのロックを解除するときと同じように、指紋・顔・PINで本人確認するだけでログインできます。秘密情報を覚えたり、入力したりする必要はありません。Apple・Google・Microsoftをはじめ、世界中のサービスが対応を進めています。
「パスキー」「FIDO」「WebAuthn」の関係
3つとも、同じしくみを別の角度から呼んだ言葉です。利用する側が覚えておく言葉は「パスキー」だけで足ります。
- パスキー
- 利用者から見た呼び名です。パスワードに代わる新しいログイン技術の総称であり、実際に使うログイン情報そのものも指します。
- FIDOファイド
- パスキーを成り立たせている技術仕様の名前です。「FIDO2」もほぼ同じ意味で使われます。
- WebAuthnウェブオースン
- FIDOのしくみをWebブラウザから使うための仕様です。主にサービスを作る側が使う言葉です。
「パスキーでログインする」ことは、「FIDO・WebAuthnの技術でログインする」ことと同じような意味合いです。呼び名が変わっただけで、利用者が使い分けるものではありません。
FIDOの標準仕様は、業界団体 FIDO Alliance が策定・推進しています。
パスキーが安全で、しかも楽な理由
パスキーはパスワードと比べて、ログインの成功率が最大20%高く、ログインにかかる時間は最大75%短いと報告されています。
出典:Passkey Central(FIDO Alliance)偽サイトでは、そもそもログインできない
パスキーは、登録した本物のサイトかどうかを機械が自動で確かめてから使われます。見た目がそっくりな偽サイトに誘導されても、そこではログインが成立しません。うっかり入力してしまう、ということ自体が起こらないしくみです。
サービスに登録されるのは、秘密ではない情報だけ
指紋や顔などの生体情報、PINがサービス側に登録されることはありません。登録されるのは、本人確認が正しく行われたかどうかを検証するための「公開鍵」だけ。その名のとおり、公開しても問題のない鍵です。
秘密を覚えず、入力もしない
秘密情報はしっかり保護され、人が知る必要も、入力する必要もありません。
ログインがかんたん
指紋・顔・PIN・タッチでサッとログイン。長い文字列を覚える必要も、打ち間違えて弾かれることもありません。
ログインまでの流れ
サービスにパスキーを登録する
最初に一度だけ登録します。このとき2つの鍵がペアで作られます。ひとつは「秘密鍵」。本人確認が正しく行われたことを証明する署名をつけるための、あなた専用の鍵です(保管場所は次のセクションで説明します)。もうひとつは「公開鍵」。その署名を検証するためにサービスへ預ける鍵で、名前のとおり公開しても問題のないものです。
指紋・顔・PINで本人確認する
ログインするときは、端末のロックを解除するのと同じ操作をするだけです。本人確認が済むと、手元の秘密鍵で署名が作られ、サービスへ送られます。この署名はそのログイン1回かぎりのもので、あとから別の機会に使い回すことはできません。
ログイン完了
サービスは、登録時に預かった公開鍵で署名を検証し、本人確認が正しく行われたことを確かめます。やり取りされるのは検証のための情報だけで、秘密そのものは流れません。万が一その通信を盗み見られても、書き換えることも、別のログインに使い回すこともできません。
パスキーには2つのタイプがある
違いは「鍵をどこに置いておくか」だけです。どちらも同じパスキーで、ログインのしかたも、安全のしくみも変わりません。場面に合わせて選べます。
どの機器からでも使える
Apple・Google・Microsoftのアカウントやパスワードマネージャーに、暗号化された状態で安全に預けられ、あなたの機器のあいだで引き継がれます。スマホを買い替えても、登録し直すことなくそのまま使えます。パスキーが多くの人に広まったのは、この手軽さがあってこそです。
- 追加の機器を買わなくてよい
- スマホ・PC・タブレットで同じパスキーが使える
- 機種変更や買い替えのときも、登録し直さなくてよい
- 個人利用や、日常的に使うWebサービスに向いている
1本の中で完結する
セキュリティキーなどの機器の中で鍵が作られ、そこから出ることがありません。預ける先も、同期する先もないため、守るべき場所が1か所に定まります。より高い確実性が求められる場面では、この方式が選ばれます。
- 鍵が機器の外に出ない
- 共有PCや、私物端末を持ち込めない環境でも使える
- 業務利用や、特に重要なアカウントに向いている
どちらかを選ぶ、という話ではありません。普段使いは同期パスキー、業務や大切なアカウントはセキュリティキー、という組み合わせが自然です。





セキュリティキーとは
セキュリティキーは、デバイス固定パスキーを収めるための小さな専用機器です。USB端子やNFC、指紋センサーを備え、パソコンやスマホに挿す・かざすだけで本人確認ができます。スマホやパソコンの機種に左右されず、どの機器からでも同じ1本で使えるのが特長です。YubiOnでは用途に合わせて複数ブランドを取り扱っています。
セキュリティキーは、最初にPIN(暗証番号)の設定が必要です。指紋センサー付きモデルなら指紋登録も行います。設定方法は下記のガイドをご覧ください。
パスキーは、パソコンのログインにも使える
パスキーが使えるのはWebサービスだけではありません。YubiOn なら、Windowsへのログオンもパスキー/セキュリティキーで多要素化できます。ネットワーク環境に合わせて2つの製品からお選びいただけます。
対応しているブラウザ・OS
パスキーは Windows・macOS・iOS・iPadOS・Android・ChromeOS と、主要なブラウザで使えます。サービスや機器ごとの最新の対応状況は、下記のサイトで確認できます。
対応状況を確認する(passkeys.dev)パスキーを、はじめてみませんか?
YubiOn は、パスキーに対応したセキュリティキーと、パソコンのログインをパスワードレス化する製品をワンストップでご提供します。選び方のご相談もお気軽にどうぞ。